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何気なく暮らしている日々の中にある『アート』を紹介していくブログ。
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art Ryosuke Watanabe

日々のアートを探求するこのブログも少しずつ、面白い人たちやモノを
紹介していけるようになってきた。
始まったばかりで、効果があるかどうかはまだわからないけれど、
発信したいイベントや作品、宣伝などあれば是非、連絡いただきたい。
土地の違いや、興味の違いを越えて、新しい仲間ができれば幸せである。

ところで、今のところ仲間やローカルな面にスポットをあてている
当ブログだが、色々試したいことがある。
僕の知り合いではない、影響を受けた作品やアーティストなども
機会があれば紹介していきたいと思っている。
僕個人の随筆のようなものも(ある意味、現時点でそれに近いが)たまには
発表していきたいと思う。

読み物というのはなかなか難しい。
そもそもの「好き・嫌い」があるし、興味を持ってくれた方でも
「文章」になると億劫、という人もいて当たり前だろう。
その日の気分やテンションにもよるだろう。時間もかかる。
「読める」から凄い、なんてことはないし、僕のように普段から
Wikipediaなんかを好んで読む人は珍しいように思う。
このブログをキッカケに、という気持ちもさらさらない。
どちらかといえば、もっと簡単に的確に伝えられることができれば
と、思っている。

今までの記事も今後の記事も、内容に感想や興味があれば気軽にコメント
してもらえると嬉しい。Facebookからであればそちらにでも構いません。
なんだか、これじゃあ寂しい人みたいだが、
そういう訳でもなく興味があれば、の話だ。
「もっとこの人の事知りたい」とか「作品を見たい!」とか、なんでもいい。
ここでの主人公はみなさんである。
そんなことを踏まえて、色んな可能性を模索していきたい。
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物事を歳のせいにすることをあまり良し、としたくないが
最近、周りに喫茶店好きが多くなってきた。
自然と同じ匂いのする人間を選んできた結果なのか
それとも、「落ち着きのある空間」を愛する年頃になってきたのか。

珈琲を飲みながら、煙草を吸い、本を読む。
そんな時間を自然と過ごせるようになるとは思わなかった。
まだまだ背伸びしている感はあるけれど、しっかり時間を
楽しむことができている、と思う。
煙草を吸う人種にとっての憩いの場所、喫茶店。
最近の「おしゃれCAFE」的な風潮に、

「そもそも喫煙できないCAFEなんてCAFEじゃないやい!」

などと偏見に満ちあふれた文句を言いつつ、
(気になって調べてみたら「喫茶」の喫は「茶を喫(の)む」という
 意味で、煙草とは関係ないらしい。本当に偏見だった。ああ。)
ふらふらと喫煙可能な「洒落た喫茶店」を探して歩く。
アンテナを伸ばしてみると、案外いつもの風景の中にある。


http://vimeo.com/takumamatsuura/


video Takuma Matsuura

『変態』である。褒め言葉である。
彼に直接「変態か?」と聞いたことはない。
本物の変態は「変態だ。」と言われると否定することが多い。
彼はどちらにしても、『変態』である。僕はそう思う。
彼の作品を見ていて「変態とはどういうものか」という謎の一端に
触れたような気がする。それは、振り幅の広さだ。
振り幅とはつまり、人間の大きさ、と捉えても良いかもしれない。
彼の映像をいくつか見ていて、その空気感の違いに一瞬違和感を覚えた。
映像の質とか編集の仕方という意味ではない。そういう見方をすれば
彼の映像作りの一貫性を見ることはできる。
そうではなく、もっと単純な、見ているものの違いだ。
彼の内包しているものの多さが、作品ひとつひとつに現れているように思う。
そしてまた(矛盾しているような言い方かもしれないが)すべての作品を
振り返ってみると、今度は一貫した彼の心のようなものが見えてくる。
陳腐な表現をすれば、暖かさを感じる。
そういった慈愛のような感覚が伸びれば伸びる程、その人を中心に
逆側にある奇抜な感覚も広がっていくのではないだろうか。
つまり『変態』とは振り幅の広い人間のことなのではないか。
いつにも益して、哲学的な話になってきた。
単純に言えば、僕の周りで僕が「変態だな」と思う人は「出来た人」が多い。
彼もその中の一人だ。いつも笑顔で、そして礼儀正しくしっかり者だ。
人から愛されるキャラクターであるように思う。

そういった彼の内面的な暖かさが作品から伝わってくる。
人とは違う視点の中にも、大切なことを忘れていない、芯が見える。
ネットの普及、安価で良質な機材の普及によって、
誰もが映像を作れる時代になった。YOUTUBEやVimeoによって
世界中のクリエイターが「タダ」で優れた映像作品を公開する時代。
難しい線引きの中で、彼はマイペースに歩いていく。

自分の五感で感じ取ったものを内包し、肯定し、胸を張って。

そんな生き方が、「彼が、笑顔を絶やさない」理由じゃないだろうか。
そして、最終的に人の心に残るの作品というのは、そういった『人から
生まれる「何か」』を持った作品なんだと思う。
メールでの会話の所々で彼は「がんばろ!!」「お互い高めあっていこー☆」
とエールをくれる。
言葉のない映像の世界で彼のそんなエールを皆が受け取れるようになるまで
そう時間はかからないだろうと思う。

変態の人の良さを暴露することは営業妨害なのか?と思いつつ。


photograph Taichi Kageyama

彼はこのブログを作るきっかけとなった一人である。
彼からしてみれば、なんのこっちゃわからないと思う。
中学の同級生である彼。卒業以来、僕の人生に彼の名前はなかった。
それが昨年の夏、突如として僕の人生線に交差してきたのだ。
僕は年末に行われる中学の同窓会用に映像を頼まれていた。
その映像の中で使う写真を撮る為に、彼が呼ばれたのだ。
彼が写真を撮っていることは噂で聞いていたが、
当日、カメラ用のキャリーバッグを車から取り出した時には心底驚愕した。
というのも、彼は釣り具関係の仕事をしていて、個人としても釣りをこよなく
愛する男と聞いていたからである。
(僕は「趣味」という言葉があまり好きではない。なんとなく遊びでやっている。
 という感覚がこの言葉にある気がしてならない。本来の意味で言えば
 仕事でない以上、趣味と記すべきかもしれないが敢えてそうしなかった。)
写真を見ていただければわかると思う。
昨今の一眼ブームに乗って写真やってみました。みたいな空気は一切感じない。
釣りと写真。もう一度言うが、本来の意味で言えば「趣味」であるこの2つを
僕からしてみれば「仕事にして良いんじゃないか」というレベルで楽しんでいる。

彼の凄さにはもうひとつ理由がある。
とにかくフットワークが軽いのだ。約10年ぶりに連絡してきて
僕が頼んだ同窓会用の写真撮影も「楽しそう。」と即快諾してくれた。
自分の趣味ではない(であろう)イベントなどにも友人の誘いがあれば
「よっ!」と気軽に顔を出す。
これは意外とできることではない。僕たちが常日頃使う「行けたら行く。」
という嘘を彼は使わない。そんな印象がある。
仲間を大切にし、しっかり行動で示す。仲間との時間を楽しみ、大事にする。
簡単なようで、難しいことだ。



彼のそんな性格が、昨年末、新しい繋がりを生んだ。
仲間から仲間へ。もともとクラブとはあまり縁のなかった彼が
「scarlett」というイベントに写真撮影として参加したのだ。
(前記事で紹介したCHISAKA AYAKAがオーガナイザーを勤める
 HOUSE/TECH HOUSE/TECHNOイベント)
休日を海や川で過ごす彼が、夜の街で写真を撮っている。
普段あまり耳にしない音の中で彼が撮った写真はどこか新鮮に見える。
scarlettについては今後また紹介する機会があると思うので詳しくは言わないが
2月には彼女らの映像撮影にも参加している。

僕がこのブログを作るきっかけとなった。という理由がだんだん
わかってきたと思う。
そして、もうひとつ僕が影響を受けた作品がある。
仲間の乗る車のPVだ。最近やっとその映像を見ることが出来た。
いなせな仲間のいなせな車が走る姿を撮ったその映像は
(偉そうな言い方で申し訳ないが)しっかりと編集された「作品」だった。
残念ながらブログにその作品を載せることはできないが、
この話を友人から聞いた時「そういう形のモノ作りがあるのか」と気づき
ブログの構想に繋がったのである。
彼らはお金や名声の為に作品を作るのではない。
将来、職業として色んな意味でのアートを目指す僕には目から鱗だった。
今後こういう話が要所要所で出てくると思うが、表現というものに対して
僕の中にもともとあった価値観とは全く違った表現の形。
純粋な「楽しい」という感情から起こるそれらは、多分、
僕が目指す人生のあり方でもある「物語のような人生」を切り取ったものだ。
人は「憧れ」が「憧れ」のままであることが普通のように振る舞う。僕には
そういう印象がある。
しかし「憧れ」を「現実」にする瞬間。それが彼らの日常には溢れている。

彼のホームは釣りだ。
彼はそんな『釣り』と書かれた家から、色々な場所へ出かけていく。
まるで散歩をするように出かけた先には仲間がいる。
彼にはそういう「好きなモノ」の世界にすら家があり、休日を楽しむ場所がある。
そんな哲学のような世界を、彼は、持って生まれた明るさと人の良さで
自然と創り出していったんだろうと思う。



art Ryosuke Watanabe

人のことを散々、紹介しておきながら自分のこととなると中々、書きづらい。
褒め称えることもできるけれど、変に着飾っても素材の安さはすぐにバレる。
ただ、いくつか記事を書いていて、人のプロフィール作りの難しさもわかった。
プロのインタビュアーではないし、事前インタビューがあった訳でもないから、
やはり飾ることはできても、その人が本当に着たいものかどうかはわからない。
そういう理由もあって今の所このブログは、紹介した人に対して僕が受けた
「何か」を言葉にするブログという形をとっている。つもりである。
だから、記事に載った人が果たして僕が語るような人物なのかというのは曖昧である。
すべては「僕の意見」である、ということは注意していただきたい。
プロフィール
HN:
Ryosuke Watanabe
HP:
性別:
男性
自己紹介:
自分や友人の周辺で起こる日々のアートに注目。
面白いこと、紹介していきます。
興味を持った方、感想等はコメントへお願いします。
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