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何気なく暮らしている日々の中にある『アート』を紹介していくブログ。
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http://vimeo.com/takumamatsuura/


video Takuma Matsuura

『変態』である。褒め言葉である。
彼に直接「変態か?」と聞いたことはない。
本物の変態は「変態だ。」と言われると否定することが多い。
彼はどちらにしても、『変態』である。僕はそう思う。
彼の作品を見ていて「変態とはどういうものか」という謎の一端に
触れたような気がする。それは、振り幅の広さだ。
振り幅とはつまり、人間の大きさ、と捉えても良いかもしれない。
彼の映像をいくつか見ていて、その空気感の違いに一瞬違和感を覚えた。
映像の質とか編集の仕方という意味ではない。そういう見方をすれば
彼の映像作りの一貫性を見ることはできる。
そうではなく、もっと単純な、見ているものの違いだ。
彼の内包しているものの多さが、作品ひとつひとつに現れているように思う。
そしてまた(矛盾しているような言い方かもしれないが)すべての作品を
振り返ってみると、今度は一貫した彼の心のようなものが見えてくる。
陳腐な表現をすれば、暖かさを感じる。
そういった慈愛のような感覚が伸びれば伸びる程、その人を中心に
逆側にある奇抜な感覚も広がっていくのではないだろうか。
つまり『変態』とは振り幅の広い人間のことなのではないか。
いつにも益して、哲学的な話になってきた。
単純に言えば、僕の周りで僕が「変態だな」と思う人は「出来た人」が多い。
彼もその中の一人だ。いつも笑顔で、そして礼儀正しくしっかり者だ。
人から愛されるキャラクターであるように思う。

そういった彼の内面的な暖かさが作品から伝わってくる。
人とは違う視点の中にも、大切なことを忘れていない、芯が見える。
ネットの普及、安価で良質な機材の普及によって、
誰もが映像を作れる時代になった。YOUTUBEやVimeoによって
世界中のクリエイターが「タダ」で優れた映像作品を公開する時代。
難しい線引きの中で、彼はマイペースに歩いていく。

自分の五感で感じ取ったものを内包し、肯定し、胸を張って。

そんな生き方が、「彼が、笑顔を絶やさない」理由じゃないだろうか。
そして、最終的に人の心に残るの作品というのは、そういった『人から
生まれる「何か」』を持った作品なんだと思う。
メールでの会話の所々で彼は「がんばろ!!」「お互い高めあっていこー☆」
とエールをくれる。
言葉のない映像の世界で彼のそんなエールを皆が受け取れるようになるまで
そう時間はかからないだろうと思う。

変態の人の良さを暴露することは営業妨害なのか?と思いつつ。
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プロフィール
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Ryosuke Watanabe
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男性
自己紹介:
自分や友人の周辺で起こる日々のアートに注目。
面白いこと、紹介していきます。
興味を持った方、感想等はコメントへお願いします。
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